学習者のニーズを追わない – 英会話講師の ソリューション提示法
『顧客は、自分の抱える問題や欲求に該当するカテゴリーのプロフェッショナルを 潜在的に探していて、そこにぴったりと当てはまる存在が見つかれば「すべて任せて自分では考えたくない、悩みたくない」と思っている。』
良い英会話講師の条件 – 受講者のニーズを あえて聞かない
英会話講師の面接に来た方は よく 「生徒様のニーズに お応えするよう頑張りたい」 と抱負を語ります。
ニーズ… MPE では あまり使わない言葉です。
MPE では 「ニーズ = 表層的欲求 ですから とりあえず 聞いている振りをしてレッスンの内容や進行は 講師が考えましょう。」 と答えることにしています。
なげやりに捉えている訳では ありません。
良い講師は 受講者様に 何でも お任せします と 言われるものなのです。
ニーズにお応えする ではなく何でも お任できる 講師に成長することが、まず第一の目標であると思います。
なぜ お任せしてもらえる 講師が良いのか?
一般的に 受講者の方は、英語力向上まで のプロセスを想像できない。
特に英会話では テキストをなぞるようなレッスンはしませんので、
受講者の方は 講師の意図や、レッスン展開の軸が 何かを
容易に理解することはできません。
“Some people say, “Give the customers what they want.” But that’s not my approach. Our job is to figure out what they’re going to want before they do. I think Henry Ford once said, “If I’d asked customers what they wanted, they would have told me, ‘A faster horse!'” People don’t know what they want until you show it to them. That’s why I never rely on market research. Our task is to read things that are not yet on the page.” — Steve Jobs.
また、人は皆 苦手な事を 避ける傾向にある。
講師は 受講者の苦手な事を 気付かれないように
何度も繰り返し、英語として稼働するように 整えていくのが仕事です。
受講者の方が気付いている 顕在問題
例1) 前置詞の使い方が分からない
例2) 完了形の使い方が分からない
の 解決策は、
例1)前置詞の使い方でなく ⇒ 一般動詞の使い方を知らない
例2)完了形の使い方が分からない ⇒ 継続動詞・瞬間動詞・状態動詞 の使い分けを知らない
と 顕在問題を 再定義してから、ソリューションのためのメニューを 講師は考えることになります。
つまり、ここでは 受講者様が 未知の情報を知る事により、
解決の糸口へ たどりつく。 そのプロセスが 受講者様には うまく理解できないのです。
プロセスは うまく理解できないが、どうやれば 自身の英語が 作動するようになることは実感できる。
だから 講師に お任せ した方が、より深い理解につながる。
洞察力、リーダーシップ、論理的思考…
表層的なニーズの裏側にある Issue を見抜く。
形式知化しにくい暗黙知 的能力を使って 進行する。
英会話は 複雑系の学習。 特定の専門知識なしでは、受講者のニーズをたどっても 深い理解にたどり着けない分野にあると思います。
受講者様の ニーズという 表層的な理解 に振り回されない。
受講者様の 依存欲求を 見抜いた上で リーダーシップを取ることができるのが 良い講師であると思います。
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