英会話講師の 英語表現力 – ニュアンス表現を極める – 初級編
「自分をわかってほしい」と 思うことほど傲慢なことはない
自分のことは話すな(幻冬舎)良原 珠央 著より
自分の英語が通じているか?
その1点に集中する … 気持ちは分かりますが、そこに固執すると 実際のコミュニケーションの現場に出た時 空気が読めない人と思われてしまいます。
自分の英語が通じているか? という 気持ちを 一度 横に置いて
相手は自分の言葉を どう受け止めているか? に視点を変える。 相手の表情の変化を見逃さずに、微調整を繰り返す。 これは 社交の場でのマナーと 言っても良いでしょう。
昨今の英語ブームの中、みな 自分の英語が通じた!
ばかりに 気を取られ、心の通ったコミュニケーションの原則を忘れてしまっているような気がします。
英語で話しをする時。
How are you? – How are you doing? – How have you been?
どれを使うべきかと 考えを巡らせ 困った表情を浮かべる よりは、
反射的に Nice to see you again! と言って 両手を差し出して握手をした方が、多くの場合 相手に好印象を 与えることになります。
ここで 言いたいことは、英語コミュニケーションでは、発話する英語の正確性に 集中するのでなく、コミュニケーションの 本質である 相手は自分の言葉を どう受け止めているか? – ポジティブに言葉が響くような ワーディングが 初心者のうちから 必要である ということです。
似たような内容の話で、会話した時間が同じでも、「もっと話したい!」と思われる人と、思われない人が存在します。
「もっと話したい!」と思われる人の44のルール(幻冬舎) 良原 珠央 著より
日本の英語教育は なぜ ニュアンスを 大切にしないのか?
日本の中学・高校の英語は 基本的に 文法(統語論 + 形態論)と、英単語を知っているか(情報処理)に 重きを置いています。
文法と 英単語の意味は 形式知ですから テストの採点に ぶれが起きにくい。
そこに 暗黙知である ニュアンス(意味論)に 重きを置くと 英語試験の公平な採点ができなくなってしまう。
義務教育の目標は エラー生起率の 改善です。 意味論(ニュアンス)に エラーという概念は 希薄です。
また、ニュアンスは 英語を要素分解して 判断することが 難しい。
一例)a large amount of - a crazy amount of – a massive amount of
どれを使うのが 正解(妥当)か? これは 要素分解を基本とする 学校の英文法の域 を超えています。
英語意味論とは レトリック(修辞法)であり、上の3つが ぴったりな文脈(コンテクスト)を 3通り作れる技能(英語操作能力)を 培うことを目標とするのが MPE。
読む、書く、聞く、話す の 「部分へのフォーカス」から
感覚、発想、展開、リズム の 「ゆるやかなフロー」へ
MPE のアウトプット・プラクティスでは 流れ、こなれ、洗練 が大切であると 考え、レッスンをプログラミングしています。
初心者レッスン – 用を足すため の英語からの卒業
MPE では 初級トラベル英会話 のように ショッピングなどに多用できる ひな形的構文(例: May I see …?) を 用を足すための英語 と呼んでいます。
May I see … ? のフレーズが悪い訳ではありません。
ただ、英語が出来る人は その前に Ice Breaking の言葉を 添えたり、その後に Positive Feedback を 表現したり、単純な 会話を 面白味のあるもの に バージョンアップしていますし、相手が抱く印象も 恐らく 良いものになるでしょう。
用を足す英語(形態論の最小限のルールを守るための 英語)を基軸に英語を使用し続ければ、自分の英語が通じた! という実感は湧くかもしれませんが、そこから 先に進むこと時に、もう一度 自身の習得した英語を 入れ換えることになるでしょう。
1センテンスの ニュアンスでなく、その場面全体に 漂う ニュアンス を意識した英語表現が必要となります。
(例: 相手に反論する時こそ、相手に共感を示しながら 会話を進める必要がある)
それは 単なる 単語の入れ替え から始まったとしても、いつかは 英語のレトリックの稼働エリアが広がり、英語表現の洗練 につながるものと 思います。
自分の英語が通じているか? から、 相手は自分の言葉を どう(How) 受け止めているか? へのシフト
– アイデンティを 映し出す英語表現
– コミュニケーションの洗練性
を 重視している点が MPE の英会話 個人レッスンの特徴であると思います。
What でなく、How に 視点を切り替える。
英会話講師にも その切り替えの タイミングを察知する洞察力が 必要になります。
使える英語とは 相手が論理的レベルだけでなく、心情的レベルでも 理解・共感できる 英語のこと。
そう思いませんか?
こういう 英語の教え方に 興味ありあり! と考える方は是非 MPE の英会話講師に ご応募ください
きっと 気に入っていただける お仕事ですよ。
courtesy from Merriam – Webster’s Learner’s Dictionary
当ページの情報を 引用する際は http://www.mypace-style.biz/ とリンクを近くに置いてください。
英会話 家庭教師 – MyPace English (マイペース・イングリッシュ)
英会話 個人レッスンをご自宅で! アウトプット(実際に英語で話すこと)を中軸に置く、日本人講師による英会話 個人レッスンは、バランス感のあるもの。 翻訳・通訳の視点から 個に合わせ、個性あふれる 個人レッスンををまとめ上げる。 それが、私たちの仕事 – きっと気に入っていただけると思います。 4才の子供から、成人・ファミリーまで、東京・東京近郊。
株式会社 アルファベット・ムーン/ MyPace English (マイペース・イングリッシュ)
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