英会話 個人レッスン 講師担当制の意義 – チーミング
昨今 英会話のコーチング (Coaching) という 言葉を、耳にします。 一般的な 英会話レッスンを ティーチング (Teaching) と称し、それより コーチと学習者の よりパーソナルな トレーニングを重視する レッスンをコーチング と 呼んでいるようです。 まず、初めに ティーチングと コーチングの定義について整理してみたいと思います。
コーチング * *: コーチングでは「答えを与える」のではなく「答えを創り出す」サポートを行います。 この考え方は「答えはその人の中にある」というコーチングの原則に基づいています。 コーチングでは「答え」について、「外から与えられた答えは情報」として、「自分の内にある答えを納得感」として位置付けており、 後者の自分の納得感を重視しています。 コーチングでは両者が結び付くことで「その人自身の答え」になると考えるとともに「答えを創り出す」ための基本としています。
*, * * 一般社団法人 日本コーチ連盟の HP より 引用
MyPace English の英会話 個人レッスンでは コーチングと言う言葉を使わずに チーミング (Teaming) と言う表現を用いています。 理由は色々ありますが、担当制 英会話 個人レッスンの場合、中長期的に 2人3脚の チームを組むことになる。 そして この 2人3脚の チーミング状態からしか 生まれない、特有の 気づきや 理解があるからです。
また コーチングの定義の中に 「答えを与える」のではなく「答えを創り出す」サポートを行います。 がありますが、MPE の 英会話 個人レッスンでは 答えを出す という概念は希薄です。 私たちが 受講者様と一緒に追求しているのは、英語の 流れ、こなれ、洗練 であり、スピードと レトリック であると考えます。 ただ、スピードを追求すれば レトリックは 荒くなりますし、レトリックは TPO (Time,Place,Occasion)を踏み誤ると スムーズなコミュニケーションが成立しなくなってしまう。 ある時は レトリックを重視、ある時は ニュートラル性を重んじるなど、場面によって 優先事項 を変えるのが 英会話 個人レッスン。 答えを一つに限定することは できないからです。
TOEIC のようなクローズエンドタイプの学習は 答えを創る コーチングで良いと思います。
その一方 英会話のような オープンエンド – 答えを追求しすぎない学習 には コーチングとは 別の言葉 ティーミングが 適切であると思います。
チーミングの根底にあるのは 両者の組織学習
チーミングという 言葉は、 ハーバード・ビジネススクール教授 エイミー C. エドモンドソン(Amy Claire Edmondson) 氏 の著書 「チームが機能するとはどういうことか (Teaming)」 (英治出版2014年5月発行)の発表で 有名になったので 知っている方も多いかと思います。
同書には 企業での組織デザインを 主軸に 部署のチーミングと 組織学習 に関する 知見や 見解 が記されていますが、受講者様が 担当講師と 中・長期的に行なう 英会話 個人レッスンに於いても解釈を加えることによって 有効となるであろう 概念や ヒントが 多く収録されています。
例えば チーミングのテーマの一つである 組織学習 は、2者間の個人レッスンでも(少し形式は異なりますが)キーとなります。 長期担当制の 英会話 個人レッスン は レッスンの回数を重ねるに連れて 内容が どんどん深くなる。 講師と 受講者様の2人が、一つの事象から 別レベルの事 を 学び続けることになります。
受講者の方が Is there, Are there の there が聞き取れないとします。
その場合 講師は There の音声学的特徴、 Is there の 音韻論的解釈 から、なぜ there が 聞き取りづらいか、説明して 受講者さまに理解してもらうことが できるでしょう。 (この説明法は 最初の 研修の時に出てきました。 復習してみましょう)
ただ、講師は この見解を 正確に伝えるために 神経言語学 (Neurolinguistics) の知識を 増やす必要があります。
その答えは 音声コミュニケーションでの 知覚と生成の相互作用 にあるからです。
つまり、ここでは there の発音・聞き取りについて:
(A) 受講者様は 音声学・音韻論の 基礎を知ることによって 深い理解を得る。
(B) 講師は 神経言語学を ヒントに その Issue の 原因 – 結果 – 解決法 を よりクリアにできるよう模索する。
2レベルの 学びが インタラクティブな コミュニケーションの中で 行われているのです。
参考: 上記の ヒントになる 論文
The hearing ear is always found close to the speaking tongue: Review of the role of the motor system in speech perception
Jeremy I. Skipper, Experimental Psychology, University College London, United Kingdom
講師と 受講者様が 一つの場所で 学習し続ける 英会話 個人レッスン。 この組織学習のコンセプトは 講師が学び続ければ 受講者様からの フィードバックの質も高まる。 両者が学び続けるということは 「深み」は増すが、「成熟」はしないという点です。 シンプルに言えば ロジックと仮説を 追求し続ける 講師が 良い講師 ということになります。
「成熟」しない学習 (永遠のオープンエンド学習)とは どういう意味でしょうか? エドモンソン氏の下記の言葉にそのヒントが 隠されています。
* イノベーション(英: innovation): 物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。(Wikipedia より)
AI や ビッグデータを取り入れた 語学学習教材は 今後も増えることが 予想されます。 それに対し より イノベーティブな レッスン時間の追求を 模索するのが MPE。 そう思っていただければ お仕事への取り組み方にも 変化が表れるはずです。
MyPace English(マイペース・イングリッシュ): 英会話講師になって 英語を教えましょう! MPE は登録制の 英会話 家庭教師。 東京・東京近郊で 英会話 個人レッスンを展開しています。 翻訳・通訳のノウハウを取り入れた 論理的で深みのある プログラムは 他の英会話スクールには真似できないもの。 お医者様や 経営者、そのご家族が多い 知的で豊かな 仕事環境。 好待遇、高時給を用意して お待ちいたします。 通年の募集・求人だから 今すぐ 応募!
courtesy from Merriam – Webster’s Learner’s Dictionary
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英会話 家庭教師 – MyPace English (マイペース・イングリッシュ)
英会話 個人レッスンをご自宅で! アウトプット(実際に英語で話すこと)を中軸に置く、日本人講師による英会話 個人レッスンは、バランス感のあるもの。 翻訳・通訳の視点から 個に合わせ、個性あふれる 個人レッスンををまとめ上げる。 それが、私たちの仕事 – きっと気に入っていただけると思います。 4才の子供から、成人・ファミリーまで、東京・東京近郊。
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