他の英会話スクールにない 英会話 個人レッスンのカタチ
はじめに:
英会話 個人レッスンを絵画に例えるなら、テキストは パレット。 絵筆は自分(講師)の頭脳、キャンバスは 相手(受講者)の頭脳 です。 パレット(テキスト)に 「解」はありません。 キャンバス(受講者の頭脳)に どんな線を描くか、何色の絵の具を使用するか、それだけを 考える。 そうすると 受講者は 講師が描いた 思考のラインを なぞるように 追いかけ始めます – 英会話講師研修の際の対話より
MyPace English が個人レッスンしか扱わない理由
英会話スクールの広告宣伝で 耳にする言葉:
8人のグループレッスンより、3人の少人数制。
3人の少人数制の、マンツーマンが伸びる。
英会話を学習者は、レッスンの参加人数が少ない方が よいと考えています。
それは なぜ? 各生徒の 英語で発話する時間が増えるから…
違うと思います。 何が どう違うの?
その違いについて 説明しますが、まず、一般的な 教育授業の形態を 見てみましょう。
ヒント: 理不尽の元凶は私たちが「本来同等でないものを同等だと思いこんでいること」 細谷 功著 「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する より
一般的な 教育スタイル
レベル1 – 講座型 授業: 例) 高校の世界史の授業を思い出してください。 教室内の生徒数に関わらず、教師は * シラバス (syllabus) に沿って 予定調和型の 授業を進め、生徒はルールに従って 情報を暗記します。 = 物事に直面して初めて行動する受け身な リアクティブ行動
* シラバス (syllabus): 教師が学生に示す講義・授業の授業計画のこと
レベル2: – レベル2 – アクティブ・ラーニング(Active Learning): 2020年に始まる 教育改革。 指導法として 取り入れられる アクティブ・ラーニングは、従来の詰め込み式教育を止めて、生徒による主体的な学習へと転換するためのもの。 英語に関しては 読む、書く、聞く、話す の4技能の 全てが評価されます。 (英語の授業を4要素に分割するだけで 英語実技の能力が向上するのでしょうか?)
レベル3 – インタラクティブ・ラーニング (Interactive Learning): 従来の詰込み型教育から、教師と生徒が互い (Interactive) に意見を出して考え、互いに刺激を与えながら知的に成長するような能動的教育のこと。 特徴はタブレットや AI を導入し、少人数制、或いは マンツーマンの形で 授業を進行する点です。
備考: * 電通総研アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所 のレポートには:
(以下 引用) 「大学生はコミュニケーションが苦手だと考えています。 しかし、アクティブラーニングといわれる概念は、他者とのコミュニケーションをうまくとれる人が前提のプログラムが多い。」との記載があります。 「大学生は コミュニケーションが苦手」 という前提は 正しいのでしょうか? 素朴な疑問が生まれます。 * 電通総研内に設立された研究所
MPE が考える レベル4 の手法 – Feedback-Driven Theory
MyPace English の 英会話 個人レッスンの 目的は 英会話の 発話(アウトプット)の質を高めること。 例えば 10words で 生徒様が発した英語を、発音、文法、ニュアンス、コンテクスト という4つの側面から 精査し、14words 程度の 1ランク上の英語発話表現に 直していく という レッスンです。
生徒様のフィードバック(レスポンス)に沿って、進行するこのスタイルは、 個人レッスンでしか 成り立ちません。 時には相手(生徒)を コーナーに 追い詰めるような知的エクササイズですので、第三者(他の生徒)が介入する余地もありません。
この手法を MyPace English (以下 MPE)では * フィードバック・ドリブン・セオリー (Feedback Driven Theory) と 呼んでいます。
* メソッド(Method) と言うレベルに 具象化し、体系化、共有することは 困難な 手法ですので、セオリー (Theory) としています。 また、教育業界で一般的に 用いられる フィードバックという言葉と 少し概念が異なりますので、フィードバックを リスポンス (Response) と 置き換えると 分かりやすいかも知れません。
Feedback Driven Theory を用いたレッスンの一例
実際に行われた 成人様英会話の レッスンの概要を サンプルとしてご紹介します。
尚、分かりやすくするため、やや誇張した 英語表現を用いている部分があります。
生徒様: TOIC 550 、外資系勤務の方(理系出身)、英会話 個人レッスン歴 6か月
生徒様のご自宅に講師が伺い 「最近何か変わったことは ありましたか?」と質問しました。
受講者様は「先日 会社の帰りに飲みすぎて、遅刻してしまった」と言いましたので、その体験を元に 英語で話してもらうことにしました。
英会話のトピックスは 生徒様の 身の回り出来事から 進展します。 この段階から 講師は 生徒様に話してもらう 英語のアウトラインをイメージします:
1 コンテクストを想定し、
2 生徒様に 覚えてほしい 単語やフレーズを ピックアップして コンテクストに落とし込み、
3 生徒様が 話す英語量を 意識的に長くするようにし、
4 使用する単語の 発音や イントネーションに注意が必要な 箇所を想定する
1 コンテクスト: 原因 ⇒ 結果 ⇒ 反省 / 今後の予防策 / 所感等
have one too many ⇒ hangover ⇒ got a lecture ⇒ go on the wagon
コンテクストの流れが時系列で、英語が伝わりやすい。 エピソード記憶は 記憶に残りやすく、この流れ(原因⇒結果のラインがクリアなトピックス)は 他の場面でも応用しやすい
2 覚えてほしい フレーズ・表現:
hit the sauce, feel nauseous / dizzy, call in late to work / call in sick, late attendance punching, call on the carpet, go cold turkey
使用する単語の特徴: 外資系に勤める 当生徒様は、職場で スラングを耳にする機会が多いので 汎用性の高いスラングを 意識的に 入れている。 難しい単語は使用していないので、暗記の負担が少ない。
3 より詳しく、状況を 説明表現する
生徒様の発話した英語: I had a headache.
講師は 下記のように 発話された英語を上書きしていく。
⇒ My throbbing headache didn’t go away.
⇒ Instant hangover relief is almost impossible.
学校英語の定番構文を 意識的に外して、英語らしい構文(ひな形)を増やす。 使える構文が増えれば、センテンスは自然に長くなり、英語での説明は 詳しくなる。
4 発音の注意
ex) hangover /ˈhæŋˌoʊvɚ/ alcohol /ˈælkəˌhɑːl/ nauseous /ˈnɑːʃəs/
難しい単語を用いていないので、発音の説明がしやすい。
(多くの 生徒様が 音声学、音韻論の基本を知らないため、意図的に発音の基本を教える機会を設ける)
Feedback Driven Theory (FBT) の特徴
講師の問いに対し 生徒様は英語で答える(反射的フィードバック = リスポンス)。 それを どんどん直していき、今よりも1ランク上の表現を 常に 提示しながら レッスンが進行します。 教える のでなく、直す(文法)、置き換える(構文、単語)、流す(自然なコンテクスト)。
いかがでしょうか? Feedback-Based Theory (FBT) って たった これだけの事? と思われるかも知れません。 簡単な事なんです。
* 上記のレッスンサンプルは FBT の 広げ方 だけを記述しています。 本当は 深め方 もあるのですが、文章での説明が 伝わりにくいので、詳しくは 研修の際、お話しします。
こういう個人レッスンって 何か面白そう! と思う方は ぜひ 英会話講師に応募してください。
英語教授法だけでなく 人に言えない 役立つ 裏技、反則技 など たくさん知っています。
さいごに:
これから 教育業界には AI が どんどん 導入されるでしょう。 AI のアルゴリズムは万能なのか? MPE の問いは ここにあります。 アルゴリズムの 反対側にある ヒューリスティックなアプローチ。 それを 形にするのが MPE の役目であると 考えています。
多くの方が 英会話講師として MPE に参加してほしい。 仕事を通じて 英語に関する意見交換を行ないたい。 Feedback の交換があるからこそ、MPE は 健全な活性を繰り返せるのです 。 生徒さまからのフィードバック、講師からのフィードバック、それらを元に 新しい概念を作り出したり、古い概念を追い出したり… そうやって 私たちは 成長しています。
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