英会話 家庭教師 - サードプレイス = フラットなコミュニケーション
一昔前 英会話の個人レッスンというと グループレッスンの教室をパーテーションで 区切ったような スペースが 一般的でしたが、今では 家庭教師、オンラインなど、複数の形態が 登場。
英会話を学ぶ時、グループ or マンツーマン? 外国人講師 or 日本人講師 という単純な区分けは 出来なくなったと 思います。
受講者様が 英会話を始める時の 顕在的ニーズは 「英語を仕事で活かしたい」、「年数回 海外旅行に出かける」 などが 多い – これらは 英会話を始める動機として 分かりやすいですが、どこで・どのように 英会話 習うのかとなると 個人の潜在的ニーズが 大きく優先されることになります。
「外国人と 東京の真ん中で、談笑している自分をイメージしているから 交流イベントのある 英会話スクール…」
「あくまで 価格ありき(安値重視)の 習い事」 など…
ニーズには 顕在意識(建前)と 潜在意識(本音) があり、本音は時として 気紛れ・理不尽であったりします。
それでは 家庭教師を選ぶ方は どのような 潜在的ニーズを 抱いているのでしょうか?
特に大人の習い事として 家庭教師を好む方は * サード・プレイスとしての フィット感を大事にしているように思えます。
* サード・プレイス という言葉は アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが 著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』(The Great Good Place)で論じた コミュニティライフの ハブともなるべき場所についての概念です。 そして 1971年の創業以来 スターバックス が掲げてきた、理念の中に サード・プレイス の文字が登場したことで 広く知られることとなりました。
Howard Schultz, former CEO and chairman of Starbucks
サード・プレイスのユニット感(2人3脚)
サード・プレイスとしての 家庭教師による英会話 個人レッスンを 構成する要素とは 何なのでしょうか? それを 一語に要約すると フラットなコミュニケーション と呼ぶことが出来ると思います。
社会人は企業で リーダーのもとに階層的な人間関係を築いてその中で 自分の役割を果たすことが 仕事になります。
これに対し マンツーマンが基本の家庭教師は 本来の自分に戻れる自分らしい時間。 隔たりのない距離感、自分の弱さ(英語力)を見せたり、楽しいひと時を共有したり… 一定のルールを引きつつも (コミュニティ感でなく)独自の ユニット感 が生まれる。
フラットなコミュニケーションを インタラクティブと呼ぶとすると、家庭教師は さらに質の高い 双方向性 = ユニット感が 生まれます。 ある意味 超自然で 特殊な ひと時といえるでしょう。
同じ個人レッスンといっても 形骸化した 英会話スクールのやりとりや、個性の希薄化した オンライン英会話とは異なる潜在意識レベルでの 充足感を 家庭教師は もたらすものであると 思います。
ユニット感を 創造するためには もちろん 講師のコミュニケーションスキルが 要となります。
相手の感情を洞察する力、空気の流れを読み 流れから外れない力、結果を意識して 話の流れをデザインする 演繹法的な思考。
感性スキルを磨いている講師が評価される 家庭教師のお仕事は、受講者の潜在的なニーズのもっと上、人間本来の感情を理解する能力が問われます。