大学入学共通テストの英語 – 大学入試センター試験 と 民間試験について
* 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用予定であった英語の民間試験は、「抜本見直し」のため 2024年度の実施に延期となりました。(2019年11月1日)
2020年度から、センター試験に代わり 新テスト 大学入学共通テスト が導入されます。
英語では 民間の資格・検定試験を活用する点が、従来のセンター試験との大きな違いです。
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2020年度から2023年度までは大学入試センターが作問し、共通テストとして実施する英語試験に加え、* 英語民間試験(下記8種の試験)の中から 受験生が選んで 受ける事も可能となります。
各大学は いずれかまたは 双方のテストを利用できます。このうち、大学入試センターが作問する英語の試験については、筆記(リーディング)80分と、リスニング 60分(うち解答時間30分)で 変更はありません。
* 英語民間試験は 「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るために実施されます。 下記8種の試験から受験生が選んで 受けることができます。 また 複数の民間試験を受けることも可能です。
受験生は、大学入試センターが認めた8種の試験の中から 高3の4~12月に受け、事前に選んだ2回分までの結果が、大学入試センターを介して大学側に提供されます。 * 文部科学省が高3の4~12月と 2回 の制限をかけたのは、受験生の経済的な負担に配慮する面が 大きいと思われます。
各民間試験の成績を比較するために 6段階の 欧州言語共通参照枠 (CEFR – Common European Framework of Reference for Languages) が用いられます。 受験が困難な生徒の救済策として CEFR の上から3番目の B2レベル(英検1級~準1級相当)以上を取っていれば、高3の2回分の成績に代え高2の1回分を 提出することができます。
大学入学共通テストで使える英語民間試験 一覧
アイエルツ (English as a Second Language) IDP Education (ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education Australiaが協同で)運営 受験料 25,380円
ケンブリッジ英検(Cambridge Assessment Japan Foundation) 一般財団法人 日本ケンブリッジ英語検定機構 (ケンブリッジ大学英語検定機構と学校法人河合塾が共同で設立) 受験料 9,900~25,850円
ジーテック (GTEC – Global Test of English Communication) ベネッセコーポレーションとベルリッツ・インターナショナル社が共同開発した 大学入学共通テスト版GTEC。 年4回の実施を予定。 受験料 6,820円
実用英語技能検定 -英検 (The EIKEN Test in Practical English Proficiency – EIKEN・STEP) 公益財団法人 日本英語検定協会(英検協会) 後援 文部科学省 – 英検協会は、全都道府県に独自のテストセンターを設置。 CBT方式も導入。 申込者が集中した際は 試験を1日に複数回実施したり、連日実施することを 検討。
受験料 5,800~9,800円
ティープ (TEAP – Test of English for Academic Purposes) 上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同開発 受験料 15,000円
ティープ CBT (TEAP CBT – Test of English for Academic Purposes Computer Based Testing)
受験料 15,000円
トーイック (TOEIC – Test of English for International Communication – 国際コミュニケーション英語能力テスト) IIBC – 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が運営
* TOEIC はその後、英語民間試験参加を取り下げました
トーフル iBT (TOEFL – Test of English as a Foreign Language Internet-based Test)は、米国NPOである Educational Testing Service が主催
慶應義塾大学など 民間試験の成績を活用しない大学もありますが、多くの私立大学は、共通テストの枠組みとは別に 個別試験で民間試験の成績を 合否判定に活用する予定です。
Q. 英語の 「読む・書く・聞く・話す」の4技能を測るのに なぜ民間試験を?
A. まず すでに多くのだいがくが入試で民間試験を使っており、信頼性が高いからです。 またセンター試験のように数十万人が一斉に受けるとなると、特に 「話す」力を測る試験は、機械や面接担当者の数を確保する面で難しい。 そこで、これまでの実績から、20年度は8種類の試験を使います。
山田 泰造氏 文部科学省前大学入試室長 (朝日新聞 2019年4月2日朝刊 – 英語民間試験 受験生がやることは より)
8種類のうち、どのテストを選択しても 公平が保たれる との説明ですが、それでも 海外生活経験のある生徒に有利な試験、リスニングのみ弱い生徒に 不利な試験等、一部の受験生は 民間試験の選択に慎重になると思います。
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