小学校英語教育必修化への MPEの 対応 – 研修プログラムも
はじめに – 小学校英語教育必修化の概略
4月17日付 読売新聞オンラインに 小学校に教科担任、高校普通科を改革…文科相 の記事が掲載されました。 記事の概略は 下記となります:
文部科学省は、小学校から高校までの指導体制の改革について検討するよう、中央教育審議会(中教審)に諮問… 中略 …
小学校教育を巡っては、2020年度から5年生で英語が教科化されるなど、専門知識を持った教員が求められている。
また、文部科学省が設置した 英語教育の在り方に関する有識者会議 指導体制に関する小委員会 の配布資料を一部 抜粋すると:
小学校の学級担任は、単なる英語力ではなく様々な授業を通じて子供たちを理解し活動させる技術として授業力を持つことが重要であり、外部の単に英語力が高い人が入ってきても授業は難しい。小学校の先生で中学校の英語の免許を持っているのは4%と非常に少ない。 また、英語力を小学校の学級担任に英検準1級を求めること自体が小学校の場合必要なのかどうか。特に、学級担任の授業力を考えたときに、必ず英語専門の外部指導者や、専科教員、ALTがいれば十分で、むしろ一緒にコミュニケーションをする、子供たちを巻き込んで一緒に活動するということが学級担任は得意であり、そのような役割を担うことが大事である。(平成26年08月)
小学校教員の 負担を少なくするよう 配慮が施されていたり、小学校教員の英語力の不足は ALT に任せればよい という姿勢が伝わる。 一連の英語教育改革には 光と影、表と裏 の二側面が垣間見られる – そこには 子供たちの表情は 浮かびません。
英会話講師として 押さえておくべき課題
MyPace English での キッズ英会話のプログラムは 聞く、話す(発話)するに関しては、小学校での英語授業に比べ、高度かつ 密度が濃いため、小学生の生徒には 学校の英語は 恐らく 簡単すぎる位のレベルでしょう。
一つ留意することがあるとすると、小学校5~6年生の 英語の教科書に 過去形など 中学1年生 と同等の文法要素が登場します。 文部科学省は 学ぶ と 触れる をうまく使い分けていて、文法要素は 触れる に該当するのでしょうが、英語が得意な子供ほど、教科書にある文字を全部 理解したがるものです。 英検対策のように 取捨選択 が中心の教授法であれば、深い知識がなくても 回答を出せますが、言語操作能力の一部として 小学生が 英語の過去形を モノにするのは簡単な事ではありません。 主に一般動詞に関わる 文法的要素を、文法用語を用いず 小学生に教える方法に 関心のある講師の方は ぜひご連絡頂き、研修を受けてください。 特に 私立小学校に通う 生徒さまには 注意が必要です。
研修: – 小学生向け、文法用語を用いない 文法の教え方 –
内容の一例:
– go, come, be, get を自然に使い分ける方法
– 現在進行形と 過去形を 教える時には 状態動詞と、動作動詞を 使い分ける
– 過去形を 教える前に、過去進行形を教える
– 音の仕組み: didn’t は アメリカ英語では ディドゥント でない。 Pronunciation of Contractions の復習
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